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Channel: 遊び場 こめんてーたー
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色虫と演色性

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え-と、今日はパプキン&ランプリマ連合向けのちょっと

マニアックな記事になりますので、興味の無い方は

スルーして下さい(^^ゞ

私は色の綺麗なパプキンが好きで

1.どういうふうに色が遺伝するのか知りたい

2.ブルーやレッドなどのレア色を出してみたい

という2つの目標を達成したくて累代する中で

レッド系のパプキンが場所により
色が変わって見える

事に気づきました。

大きくは

1.虫部屋(蛍光灯の下) → すごく赤く見える

2.屋外(太陽光の下) → グリーンに見え

ちょっと極端に書きましたが、赤く見えたりグリーンに見えたり

それでは、その例を実際に写真で見て頂きましょう♪

↓我が家自慢のスーパーレッド血統♀
↓端の部分はフラッシュの光の関係でグリーンに見えてますけど
↓肉眼で見るとなかなか綺麗な赤です♪
※室内・蛍光灯下・フラッシュあり・露出最小

イメージ 8

↓ところが太陽光下に移動すると、曇りでも
↓グリーン部分がより多く見えるように
※室外・太陽光下/晴れ/日陰・フラッシュなし・露出普通

イメージ 10

↓さらに、陽の当たるところで撮影するとさらにグリーンに!
※室外・太陽光下/晴れ/陽当り・フラッシュなし・露出普通

イメージ 9

↓続いて同じスーパーレッド血統の♂
※室内・蛍光灯下・フラッシュ有り・露出最小

イメージ 1

↓比較用として、アウラタの♂
※室内・蛍光灯下・フラッシュ有り・露出最小

イメージ 2

↓太陽光下で見てもグリーンのアウラタは同じくグリーンですが
↓パプキンはちょっと色が薄くなって銅色的な感じに変化。
※室内窓際・太陽光下・フラッシュなし・露出普通

イメージ 3

↓室外でも日陰だと、上の写真と同じくらいですが..
※室外・太陽光下/晴れ/日陰・フラッシュなし・露出普通

イメージ 4

↓日の当たるところに移動すると赤というより茶色っぽく
↓なります。
※室外・太陽光下/晴れ/陽当り・フラッシュなし・露出普通

イメージ 5

↓♀ほどではありませんが、端にグリーンも見えて全体的に
色が薄く見えるようになります。
↓スーパーレッド個体なのでまだ赤みが残っていますが、
↓蛍光灯下で赤っぽく見えるだけの個体だと、太陽光下では
↓ほぼグリーンに化けてしまいます(汗
※室外・太陽光下/晴れ/陽当り・フラッシュなし・露出普通

イメージ 6

↓しかし比較用のアウラタのグリーンはどのシーンでも
↓たいした変化は見られません。
※室内窓際・太陽光下/晴れ・フラッシュなし・露出普通

イメージ 7

↓そして今度は我が家自慢のブルー♂(笑)
※室内・蛍光灯下・フラッシュあり・露出最小

イメージ 11

↓室外・太陽光下/晴れ・フラッシュなし・露出普通

イメージ 12

↓室外・太陽光下/晴れ・フラッシュ有り・露出普通

イメージ 13

ブルーもアウラタのグリーン同様、
どのシーンでもたいした変化は見られません。

つまり赤だけが、なぜか太陽光下では
グリーンっぽく見えてしまうんです。

こうなる原因は、演色性に有ります。

演色性というのは、蛍光灯やLEDや白熱灯など人口の光が

どのくらい、自然光(太陽光)と同じように色が見えるか?

ということを表したものです。

上の写真例で示した事は、人口照明の演色性が低い

(つまり自然光下と色の見え方に差が有る)ほど

顕著になります。

↓表内は各照明における演色性を示す数値で、色により
↓演色性が変わることを示しています。
※最近のLEDはD50蛍光灯なみに演色性が高いものが出回っています。

イメージ 14

上の表のR9(つまり赤色)だけ他の色より飛び抜けて

白昼色蛍光灯とLED電球の演色性が低いことがわかります。

ちなみにR5(ブルー)やR11(グリーン)は赤色ほどの

差が無いことがわかります。

つまり、このことから、レッド系のパプキンだけが蛍光灯下と

太陽光下で色が大きく変化したという訳です。

パプキン好きの皆さん、わかりましたでしょうか~♪

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